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『インスマウスの影』を読んでみた

ラヴクラフト全集 (1) (創元推理文庫 (523‐1))

ラヴクラフト全集 (1) (創元推理文庫 (523‐1))

ちょっと間が空いてしまった。最近は何かと時間がない…。

梅雨なのに雨が降らない。関東は早くも水不足で、10%の取水制限を行うとか。やだなあ…。

雨も降らず、気温も高い昨今、そうだ、涼しくなろう! と、ホラーを読んでみることにしました。というのはまあこじつけで、前々から読みたかったところ、運良く手に入ったので読んでみました。

 

クトゥルフ神話は大好きです。出会いは…多分デジ●ンじゃないかな。一話だけ、妙におどろおどろしい話があって、元ネタを調べたら…ということがあった。

前述のベセスダさんもクトゥルフは好きなようで、毎作品一個はその要素を入れているようだ。私も、モグリでいるわけにもいかないと、近所の図書館を練り歩いていくつか読んだことはあるけど、多分一番有名な『インスマウスの影』は、あいにく読んだことがなかった。

 

で、感想。とりあえず、文章が冗長!w

「それこそ、ごく公平に考えてみさえすれば、動かしがたい恐怖をもたらすに違いないあることを、いま明らかにそれは暗示していた。」とか。これは良い方。村上春樹もなかなかくどい書き方するなあと思うけど、これはまた別種だなと。

とはいえ、一次創作二次創作に限らず、今やいろんな作品の元ネタにされる古典的ホラー。随所に「あ、これ〇〇でみたわ」な既視感が楽しかった。最終的には、主人公もまたインスマウスという町に「呼ばれて」還っていくというオチは、この町の真の怖さ的なものを表してるようで好きです。一番怖いのは、あの蛙か魚みたいな連中の外見でも、奇妙な宝でもなく、連中の体に刻まれた本能、みたいな。

 

あと、ラブクラフトは、魚が嫌いだったみたいだけど、この小説からは、その嫌悪感も十二分に感じることができる。魚っぽい外見のインスマウスの住民の外見について、しつこいくらいに何度も描写してくる。私は魚大好物ですけどね。最近外で食べた、タラとハーブのレモンクリームパスタなんて絶品でしたけどね。肉は体調悪い時に食べると気持ち悪くなるんだよなあ。

 

それと、一個だけどうしても気になってしまった点。夜中にホテルの部屋へ住民たちが押し寄せてきて籠城するシーン。主人公が窓から逃げるために、ベッドをドア前まで動かして時間稼ぎをするんだけど、住民たち、非力すぎない?

確かに主人公はまだ若い男性のようだけど、住民は何人も束になって来てるわけで。私はドア前にバリケードなんて作ったことないけど(まあ当然か)、そんなものなの?

誰かわかる人がいらしたら、ご連絡いただけると嬉しいです。

 

やっぱりワクワクしちゃうんだよなあ

ベセスダがPS4でスカイリムのリマスター版を出すそうな。

 

開始3回目にして、さっそく本の話題から逸れましたけど、私はTESシリーズが大好きです。

何それ? って方は、オブリビオンとかスカイリムでググってみてね。要はアメリカのRPGです。

戦闘システムがイマイチだったり、せっかく主人公の顔を自分で作れるシステムがあるのに、化け物みたいなのしかできなかったり、バグがクソほど多かったり、いろいろ思うところもあるけど、それも含めて好きです。

 

でもやっぱり、美人なキャラ作って遊びたいわけですよ。オシャレな装備も付けたい。でも家にあるのはカクカクPS3のみ。諦めてましたよ、MODなんて。

 

しかし、こんな葛藤から解放されるとしたら…?

超美麗映像とともに、MODも好きなの入れて遊べるとしたら…?

買うしかないなあ、PS4!

…ま、とはいえ相手はベセスダ。しかもゲーム機へのMOD導入なんて初の試みですから、割とお粗末な結果にもなりそうな気もしてますが、やっぱね。嬉しいわけです。

高スペックなデスクトップへの買い直しよりは、薄給にとっては現実味があるのです。PS4導入の方が。

 

ダクソ4もやりたいと思ってたから、ちょうどいいかなとは思ってます。

夢は持ちつつ、皆様の意見も参考にしつつ、のんびり待とうと思います。

そういえば、英語版は今年10月発売のようだけど、日本語版の発売日は何もアナウンスされてないなってことに今気づいたのでした。

落ち着こうぜ私よ(^q^)

『この闇と光』を読んでみた

この闇と光 (角川文庫)

この闇と光 (角川文庫)

感想一発目はこれ。一ヶ月ほど前に読了したこの作品。

 

職場のそばの本屋で、大きなコーナーまで作って売り出されていたこの小説。実は、これを読むまでこの作家さんを知らなかった。きれいな表紙も相まって、何かなと思ったわけです。

 

ストーリーとしては、森の奥に父親とともに囚われて暮らすレイア姫が主人公。囚われの身とはいえ、優しい父と割と優雅な暮らしをしていたのだが、ある日を境に全てが崩壊した…といった感じ。

私はミステリとかSFが好きなのだけど、そこへ来て『大どんでん返し』とか『ミステリファン熱狂』とか、帯に書かれてるわけです。そんなこんなで、これは買いだなと。

以下、ネタバレも含みますのでちょっと下げます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

結論としては、うーん…ネタばらしが早いかなあ、と。前半でぐいぐい引き込まれたのに、中盤のネタばらし以降、あまりその力を感じなくなったというか。

 

ストーリーの中盤で、『レイア姫』の世界は、お父様(だと思っていた男)が作り上げた架空の世界と判明します。しかもレイア姫は、玲という名前の男の子だったこともついでに判明。まあね、事故で目が見えなくなったまま、暗闇の世界で、介護されて過ごしてるんだから、自分のいるところがどんなとこなのか、分からないというのはいいです。父親のふりをしていた男は、日本的な要素をほぼ排除して、さながらおとぎの国のお姫様のように『レイア姫』を育てていた、というので説明をつけていました。

でもなあ、自分が男の子なことって気付かないのかなあ。体の特徴として、忘れちゃならないものがあるわけで。どうしても、そこが気になってしまいます。

 

レイア姫の日課は、お父様による小説の読み聞かせ、または小説の朗読音声をダビングしたテープを聞くこと。小説も、小公女やら嵐が丘やら、とにかくなんていうか、我々の世界からかけ離れたような時代のものばかりです。

私も、最初は現代物のつもりでは読んでませんでした。あらすじ的に、架空のファンタジー世界的な異国の話かなと。直前に読んだのが、米澤穂信の『折れた竜骨』だったってのもあったのかもしれません。ま、かなり早期に、クマの『プゥ』というぬいぐるみが出てきたときには、ん? となりましたけどね。あとは文字の勉強のくだりですね。あれは、結構ピンときた方も多いみたいですね。

 

中盤以降にダレを感じたのは、ネタばらし後の玲には、なんとなく反発を感じてしまったのもあるかもしれません。

元の両親の元へ戻され、視力も手術により回復しますが、すべてが輝いて見えたのは最初のうちだけ。玲は現実に幻滅して心を閉ざしつつ、つまらない毎日を過ごします。しかもこれ、全編を通して玲の目線から語られるので、読者は両親や周囲の人間への侮蔑を延々と聞かされることになります。つ、辛ぇ…。さして仲の良くない友達から「なんで私、結婚できないのかな…」とかどうでもいい話を聞かされてるような気分になるYO…。

 

最後も、玲にとっては救い…になるのかなあ。お父様と思しき相手の居場所を突き止め、凸っていくわけですが。こうしてまた『お父様』と再開した玲が、レイア姫としての世界を取り戻すのかどうかは描かれていませんが、そんな予感をぷんぷんさせつつ物語は幕を閉じます。

 

ここへ来て、玲が、レイア姫の物語を小説として書いたことが分かります。こうなると、もはやこれまでの話が嘘が真か、よく分からなくなってしまいます。トリックとしては大味だから、すべて玲の妄想、ととることもできます。そうであって欲しいような、そうでないような…。

 

今の世の中、生きててムカついたり嫌だったりすることなんてたくさんあるのですが、私はこんな風に夢の中に逃げ込むようには生きたくないなあと思うんです。だからか、あんまりハッピーエンドって感じもしなかったのですが。ともあれ、後味が悪すぎることもなく、意外と爽やかな終わりだったなという印象です。

服部まゆみさんという作家さんの小説は、他にもいくつか出版されているようなので、見つけたら読んでみようかなと思います。

テストも兼ねて

思いつきで始めてしまいました。

くつずれと申します。

 

あまりにも趣味らしい趣味がなく(あ、読書は趣味か)、ぼんやりしていることが多いので、いっそぼんやり考えたことを書いてみようぜ! と、最初は日記帳を買ってみたのですが、続かず…。もう開くの面倒だし、手が痛い。

 

じゃあ、ブログならまだ体裁とかあるし続くんじゃない? と、甘い考えのもと始めてみた次第です。

一応、本の感想としてますが、観た映画とか、やったゲームのこととか、どうでもいい話とかもすると思います。そのためのブログタイトルです。

 

まあ、とりあえずひとつよろしくお願いします。